バーチャルオフィスでビジネスとプライベート口座を分けよう

事業と個人でなぜ口座を分けなければいけないのか?そういった疑問を持つ方も少なからずいらっしゃいます。なぜ、ビジネスとプライベートで口座を分けた方が良いのかお伝えします。また、バーチャルオフィスの住所利用で開ける口座開設についてもご紹介します。

口座を分ける理由

法人名を掲げて起業する方の中には、従業員を抱えずにできる仕事もあります。
クリエーターやデザイナーにプログラマーと言った職種などは、起業したからと言っても社員を雇う必要性がありません。自身の技術で仕事を受持つことができるため、事業の規模が拡大していけば従業員を増やすことを考えますが、開業初期は必ずしも従業員が複数人いるとは限りません。

従って、銀行口座など資金の動きは自身の預金通帳一つで済ませてしまうことがあります。しかし、経営者としては、プライベートとビジネスでの資金の動きを管理し、利益の動きを把握するためには、口座を別々に分けておく必要性があるのです。

また、代表者名義の一般口座を使用していることで、個人の資産と会社の資産を混同させていると見なされ、税務署などから脱税や横領しているのでは?といった疑いを掛けられてしまう事もあるのです。

これは、自社だけでなく取引先の起業にも、同様な疑いを掛けられることもあり、個人の一般口座よりも法人口座の方が信用性が高い理由にもつながります。ですが、法人口座を開設するとなると、法人としての事業内容が明確にクリーンであることを証明しなければならないのです。

バーチャルオフィスの住所で法人口座開設は可能?

個人事業主やフリーランスの方の中には、自宅とは別に住所を持ち開業したいと考えるケースは増えています。そして、バーチャルオフィスの住所で開業届を出すこともあります。

しかし、契約した住所で法人口座の登録は可能なのか?といった疑問もあるでしょうが、答えは法人口座を作ることは可能です。

一般口座を開設するような単純なものではありませんが、書類を揃え事業が明確であり、しっかりと取引が行われ利益が上がっていることが分かれば、法人口座を開設することは可能となります。

法人口座を開設することにより、社会的信用を得られるといった状況にもなるため、個人事業主やフリーランスといった働き方でも、大手企業が仕事をスムーズに依頼することができるといったメリットが生まれてきます。

まとめ

バーチャルオフィスを利用して住所を得て開業したとしても、業績を上げていれば取引先や顧客、税務署からの信頼を得られる法人口座を開設することも難しくはありません。
そして、社会的信用を得られる状況になれば、さらに企業としての成長を目指すこともできるでしょう。