少人数で起業する際に便利なバーチャルオフィスや仮想オフィス

新規に事業を始めようとする社会人や学生にとって、個人事業主としてではなく、数名のグループで起業する際には、オフィスなど仕事場が必要になってきますが、収益がなければすぐに経営苦になり兼ねません。今回は、少人数で起業する際に便利なバーチャルオフィスや仮想オフィスについてお伝えします。

少人数で起業する際に気を付けるべきポイント

新たなビジネスを行うことを決めた際に、一人で事業を開始する個人事業主であれば、コミュニケーションを図らなければならないのは、顧客となる人やビジネスパートナーだけとなります。そのため、オフィスや貸事務所といった物がなければならない訳ではありませんので、ご自宅でも起業することはできます。

しかし、数名でベンチャーやスタートアップ企業を起こす場合には、コミュニケーションを円滑に進められないであったり、ビジネスプランを共有することが難しくなると考えられています。そうなれば、事務所などがなければ、逐一報告ができないことやミーティングを行うのも大変です。

そういった意味から、少人数で起業する場合には、事務所などの賃貸契約を結ばなければならないのですが、費用負担はそう安くはありません。また、事務所を持てばオフィス家具なども揃える必要性があるため、起業資金も多めに用意しなければならないのです。

資金を銀行や国から融資など借りられれば良いのですが、審査に落ちればサポートなしに起業しなければなりません。そうなると、起業のハードルは高くなるため、諦めてしまう方も少なくはないでしょう。無理に貸事務所などを持って起業すれば、資金繰りに困り早期倒産する可能性もあるので、無理はできませんが、起業しなければ成功も味わえないのです。

少人数で起業する際に便利なバーチャルオフィスや仮想オフィス

現代では、起業の仕方や在り方は、リアルオフィスが無ければいけないという法もないため、バーチャル空間を利用して賢く起業するという選択肢もあります。

例えば、開業届や法人登記に利用できる住所を用意する場合には、バーチャルオフィスの貸し住所を活用して、会社を設立することは可能です。この費用も500円～数千円程度ですので、毎月の負担も少なくて済みます。

また、社員が集まる環境はバーチャルの世界では、仮想オフィスを利用すれば、ステータス管理から音声の会話やビデオミーティングに文字チャットに通知機能まで備わっていて、PCの前での作業を行いながら社員の行動を把握できるため、リアルオフィスにいる時に似た条件を作り出すことができます。相場としても、一人のユーザー辺り月に1000円～2000円程度に抑えられ、賃貸契約するよりも遥かに安く環境を整えることができます。

コロナ禍で、テレワークへの抵抗が減った現代において、仮想空間を利用した起業手段は支出面を抑えることができるため、資金面で起業するか迷っている方にもおすすめです。

まとめ

バーチャル空間を利用したビジネスモデルは、近年注目を集めています。

これは、起業するハードルを低くしてくれる要素とも言えるのです。

リアルオフィスを構えなくても、インターネットを利用するビジネスなどであれば、オフィスが必ずしも必要とはなりません。そういった場合には、バーチャルオフィスや仮想オフィスを上手に利用することで、起業手段も広がり、支出も抑えられます。