バーチャルオフィスとリアルオフィスのメリット・デメリット

バーチャルオフィスとリアルオフィスのメリット・デメリット

 

実在するオフィスを構えるリアルオフィスと住所だけを借りて起業するバーチャルオフィス。近年のリモートワーク推進により、オフィスに対する見方も変わってきています。今回は、バーチャルオフィスとリアルオフィスのメリット・デメリットについてお伝えします。

 

バーチャルオフィスとリアルオフィスについて

 

バーチャルオフィスは、近年利用者の増えているサービスとなっています。

バーチャルオフィスとは、開業届や法人登記などに記載できる住所を借りて、自身の住まいの住所などを登記せずに済むためプライバシーやセキュリティー面を強固にして起業が行える手法となっています。

 

一方でリアルオフィスは、賃貸オフィスを契約し、そのオフィス内で事務所を構え、従業員が働く環境を作ることができる、一般的なオフィスのイメージとなります。

 

もっとも違う点は、このワークスペースがあるのかないのかになります。

バーチャルオフィスが借りるのはあくまでも所在地の住所だけであって、ワークスペースは自宅であったり、コワーキングスペースなどを利用しなければなりません。

 

しかし、従業員数が少なく、このワークスペースを要する必要性がない企業にとっては、リアルオフィスの重要性が低くなっているのです。

 

バーチャルオフィスとリアルオフィスのメリット・デメリット

 

実際に、バーチャルオフィスを利用した際とリアルオフィスを利用した際のメリットとデメリットについて考えてみましょう。

 

バーチャルオフィスのメリットは、起業に必要な住所を簡単に手にすることができ、個人事業主やYouTuberといった方のセキュリティー強化やプライバシーを守れる点と、その料金の安さにあります。これは、開業するために、資金をあまりかけたくない起業家にとっても非常に大切なポイントなのです。

 

起業して3年程度で倒産する企業は多く、事業の業績が伸びずに、自身が抱える支出が大きくて軌道に乗る前に、事業を畳まなければなりません。その際に、大きな負担となっている可能性が高いのが、リアルオフィスなどの賃貸オフィスの存在です。その固定費の負担は大きく、事務用品などを買い揃えれば、数百万にもなりますし、リースで借りたとしても、その費用は安くはありません。これらの出費を、バーチャルオフィスを利用することにより抑えられるだけでも利益は増えますし、初期投資費用が安くなるのは非常に大切なのです。

 

一方で、社員を多く抱えている企業では、ミーテイングなどの時間を上手に確保したり社員同士の相談や会話などのコミュニケーションが、すぐに取れるといったメリットがリアルオフィスには存在します。また、実店舗を構えた方が、顧客からの口コミなども広がりやすいこともあり、リアルオフィスの方が業種や規模によっては有利に働く点もあります。

 

しかし、近年のリモートワークを経験した人たちにとっては、会社へ行くことへの通勤時間や満員電車での移動に掛かるストレスなどを考慮するとリアルオフィスへの出勤がない方が良いという声も多く聞かれました。

 

実際に、バーチャルオフィスでデメリットとなるコミュニケーションの問題点は、仮想オフィスなどの代用策があるため、リアルオフィスの重要性や賃貸料の負担などを考えると、今後はバーチャルオフィスを利用して起業する方が増えてくることが予測されています。

 

バーチャルオフィスでの企業に興味がある方は、オフィスゼロワンへご相談下さい。

 

まとめ

 

バーチャルオフィスとリアルオフィスのメリット・デメリットについてお伝えしてきました。小規模・個人事業主・YouTuberなどのニーズにマッチしているバーチャルオフィスの利用は、今後さらに事業拡大が予測されています。一方でリアルオフィスが必要とする業種もあります。自身の事業には、どちらが合っているのか考えて、利用・契約していくことをおすすめします。