格安バーチャルオフィスを探す際に重要なポイント
近年、副業解禁や個人起業のブームにより、自宅とは別にビジネス用の住所を持ちたいと考える人が増えています。そこで注目されているのが「バーチャルオフィス」。中でも特に人気なのが、月額数百円〜数千円で利用できる「格安バーチャルオフィス」です。しかし、格安だからといって飛びつくのはNG。今回は、格安バーチャルオフィスを選ぶ際に気をつけるべき重要なポイントについてお伝えします。
格安バーチャルオフィスを探す際に重要なポイント
バーチャルオフィスを利用した起業を検討する方が増えている中で、格安バーチャルオフィスでの契約を結ぶ方もいますが、失敗しないために重要なポイントがあります。
利用を考える際には、以下のポイントに注意しましょう。
1.住所の信頼性とロケーション
まず最も重視したいのが「住所の信頼性」です。格安バーチャルオフィスでも、たとえば「東京都渋谷区」や「港区南青山」に「東京都板橋区」など、聞いただけでイメージが付く住所を提供しているところもあります。取引先や顧客に与える印象にも影響するため、「名刺やWebサイトに掲載したときに恥ずかしくない住所かどうか」は必ず確認しましょう。
2.法人登記が可能かどうか
特に会社を立ち上げる予定がある場合は、法人登記に対応しているかをチェックしましょう。格安プランの中には、「住所利用のみOK」「法人登記は別途有料」というケースもあるため、利用目的に合っているかを確認してから契約することが大切です。
3.郵便物の対応と転送サービス
バーチャルオフィスでは、郵便物の受け取りと転送が非常に重要な機能です。受け取った郵便をどのように扱ってくれるのか、転送頻度や手数料がどうなっているのかを必ず確認しましょう。
例えば、
・週に1回まとめて転送してくれる
・月額費用に転送費用が「含まれている」か「含まれていない」のか
・追加料金がいくらか
こうした条件を事前に把握することで、思わぬコスト増も防げます。
4.電話番号貸与・電話代行の有無
より信頼性を高めたい場合、専用の「03番号」や「06番号」などの都市部番号を使えるサービスも要チェックです。また、電話代行サービスがあると、顧客対応を代行してもらえるため、忙しい個人事業主には非常に便利です。ただし、こちらもオプション料金が発生することが多いため、コストとのバランスを見て判断しましょう。
5.契約条件・解約のしやすさ
格安オフィスの中には、契約期間が長期で縛られている場合や、解約時に違約金が発生することもあります。安さだけに目を奪われず、「最低利用期間」「途中解約時のペナルティ」「更新料」なども細かく確認しておくことが重要です。短期間だけ利用したい場合には、月単位で契約できる柔軟なサービスを選ぶのが良いでしょう。
6.実績と運営会社の信頼性
格安だからといって、実績のない運営会社を選ぶのはリスクがあります。過去に「突然閉鎖されて使えなくなった」「連絡が取れない」といったトラブルも発生しています。なるべく長年の運営実績があり、対応が丁寧で評判の良い会社を選ぶのが安全です。口コミやレビューサイト、SNSでの評価を確認するのも良い手段です。
まとめ
格安バーチャルオフィスはコスト削減に効果的ですが、住所の信頼性やサービス内容、運営会社の実績までしっかり確認することが重要です。価格だけで選ばず、信頼と使いやすさのバランスを見極めましょう。