バーチャルオフィスで起業すべき?リアルオフィスの方が良いの?

バーチャルオフィスで起業すべき?リアルオフィスの方が良いの?

 

これから起業を考える方にとって、コミュニケーションが図りやすいリアルオフィスで起業した方が良いのか、それとも、賃貸料も掛からず安く起業できるバーチャルオフィスでの起業が良いのか迷われる方もいる事でしょう。今回は、バーチャルオフィスで起業すべき?リアルオフィスの方が良いの?についてお伝えします。

 

バーチャルオフィスとリアルオフィスの違い

 

人生において起業は勇気のいる決断とも言えます。

なぜなら、その事業が成功する保証は、どこにもないからです。

もちろん、最初から顧客を抱え独立するなどの方であれば、話は多少変わってきますが、それでも、企業という後ろ盾がない状況では、独立しても確実な成功は確約されていません。

 

そういった状況下で、起業する方は博打同然と考えるかもしれませんが、起業すること自体はそう難しいものではないのです。ただ、そこにどういったビジョンが見据えられているかが重要となります。

 

まず、起業するためには、開業届や法人登記の提出が必要となります。

このとき、所在地(住所)欄に、自身の住所を記載しても問題ないという方は近年減っています。これも、自宅住所などの個人情報をSNSなどで拡散されて酷い目に遭う方がいるという事を理解している方が多いからこそ、バーチャルオフィスの契約者が増える要因にもなっています。

そして、その契約料金の安さが、リアルオフィスとの違いにも反映されています。

数百円程度の出費で安全が買えるのであれば、利用する方が増えるのも納得です。

 

一方のリアルオフィスを持つことになれば、賃貸料などの固定費が掛かってきます。

この負担は起業初年度などには、大きな出費となり、思うような利益が初年度から上らなかった場合には、経営が簡単に傾く原因にもなっていくのです。

 

バーチャルオフィスの利用法について

 

起業するのであれば、利益・収益が増えていくまでは、バーチャルオフィスを利用するのが一番良いでしょう。自身の収入や事業規模が大きくなるにつれて、リアルオフィスへの移動を検討すれば良いと言えます。

 

起業して3年程度で倒産する割合は約5割とされています。もちろん、事業内容自体が悪くて倒産するケースもありますが、マーケティングや広告などに費用を割けずに失敗した事業者も多いことでしょう。また、その費用を捻出するのであれば、リアルオフィスに掛かっている出費をカットできればまた、事業戦略や展開の仕方も変わってくることでしょう。

 

まとめ

 

現在では、ネットを利用すれば、幾らでもアピールする手段もあります。

むしろ、リアルオフィスがなければならない事業は限られてくるため、事業が波に乗るまでは、バーチャルオフィスを利用して、賃貸料などの支出を減らすのも良いでしょう。そして、その費用を広告であったり事業サービスを充実させて、顧客ニーズに答える方が重要なのです。今までの形に捕らわれず、起業する手段を取り入れて、リスクを取り除いていくことをおすすめします。