「得意なことを、オンラインで教えてみたい」。仕事や家事の合間に予約枠を設けられるオンライン講師は、副業の選択肢の一つです。まずは、自分の経験やスキルから、誰に何を教えるかを考えてみましょう。
この記事では、講座テーマの例と受講生のニーズの調べ方を紹介します。さらに、スキル販売サイトで募集する方法と自分で集客する方法を比較し、費用や自宅住所の扱い、バーチャルオフィスを活用できる場面も整理します。
オンライン講師の副業は「何を教えるか」から考える
オンライン講師として副業を始めるなら、まずは「自分は何を教えられるか」と「それを学びたい人がいるか」を考えてみましょう。ここでは、一般的なオンライン講座のジャンルと、バーチャルオフィスを運営するオフィスゼロワンでの事例を分けて紹介します。
オンライン講師の副業に活かせる経験やスキル例
スキル販売サイトには、音楽、フィットネス、料理、ビジネススキルなどさまざまな講座が掲載されています。個別相談の形で提供されるサービスも含めて、ジャンルごとにまとめました。
※スキル販売サイトとは、講師が講座やレッスンを登録し、受講生がサイト内で探して申し込めるサービスです。(例:ストアカやカフェトークなど。)
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ジャンル |
講座・レッスン、相談の例 |
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学習・資格 |
学校の勉強、受験対策、資格試験対策 |
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芸術・表現 |
楽器、歌、絵画・デッサン、写真 |
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運動・フィットネス |
ヨガ、ピラティス、ストレッチ、ダンス |
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料理・手仕事 |
料理、お菓子作り、パン作り、編み物 |
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美容・暮らし |
メイク、スキンケア、片付け・整理術 |
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ビジネススキル |
プレゼン・資料作成、ライティング、マーケティング |
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IT・デジタル |
プログラミング、動画編集、Webデザイン |
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相談・コンサル |
キャリア相談、起業に関する相談 |
この表はあくまでも一例です。教えられるテーマはさまざまです。まずは仕事で身につけた知識や、続けてきた活動の中から、教えるテーマを探してみてください。
オフィスゼロワンでの事例
オフィスゼロワンへのお申し込みは、法人のほかに、オンラインレッスンや相談を行う個人の方もいらっしゃいます。これまでお申し込みいただいた活動には、学習塾、ヨガ・フィットネス、バイオリン講座、美容に関わる活動、資金計画に関わる相談などの事例があります。
教えたい内容にニーズがあるか確かめる
ジャンルが見えてきたら、仕事で人からよく質問されることや、経験を重ねてきた内容をもとに、講座のテーマを絞ります。「誰が、何を知りたくて、受講後に何ができるようになるか」まで具体的にしてみましょう。
受講生のニーズを確かめるには、似たテーマの講座が誰に向けて開かれているか、SNSではどんな質問が出ているかを確認します。受講生の感想が公開されていれば、何に役立ったと書かれているかも手がかりになります。
講座の内容によって必要な資格やバーチャルオフィスの利用条件は異なります。過去記事:バーチャルオフィスを利用できる職業・できない職業の記事でも、業種によっては実体のある事務所が求められることを紹介していますので参考にしてください。
スキル販売サイトと自分で集客、二つ目の始め方を比較
教える内容と、どんな人に教えたいかが見えてきたら、次は申し込みの入口を選びます。スキル販売サイトに登録する方法と、SNSや自分のホームページから受講生を募集する方法について、集客の入口、手数料を含む費用、住所の扱いを比べてみましょう。
比較表:手数料・集客・自宅住所
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比べる点 |
スキル販売サイトを利用 |
自分で集客 |
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集客の入口 |
サイト内検索・講座一覧に掲載。 |
SNS・自分のサイトなどから案内 |
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費用 |
サイト所定の掲載料・販売手数料などを確認 |
予約・決済ツールなどの費用を確認 |
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予約・決済 |
サイトの機能と運用ルールに従う |
使用する仕組みと運用方法を自分で決める |
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住所の扱い |
サイトの規約、販売・表示の仕組みを確認 |
自分の販売ページなどの表示を確認 |
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講座の設計 |
サイトの掲載条件の範囲で設定 |
内容・価格・開催方法を自分で設定 |
「スキル販売サイト」は複数あり、講師と受講生の契約関係や、事業者情報の表示方法は一律ではありません。比較表は選ぶための出発点とし、利用するサービスの最新の規約を確認してください。
スキル販売サイトに登録して教える
スキル販売サイトでは、講師のプロフィールと講座内容を登録し、サイト上で受講の申し込みを受けます。サイト内の検索や講座一覧が、受講生に見つけてもらう入口になります。予約、決済、受講生への連絡に使える機能も、サイトごとに用意されています。
ただし、登録すれば必ず申し込みが入るわけではありません。どのような人に向けた講座なのか、受講後に何ができるようになるのかを、講座ページで具体的に伝える必要があります。また、売上から差し引かれる手数料や、講師が守るべき掲載ルールはサイトごとに異なります。登録前に料金表と規約を確認しましょう。
SNSや自分のサイトで集客して教える
自分で集客する場合は、SNSで発信し、ホームページや申し込みフォームから予約につなげる方法があります。講座の内容や価格、開催日時、受講生との連絡方法を自分で決められます。
その分、受講生に講座を知ってもらう発信、申し込みへの返信、決済、キャンセル時の対応も自分で準備します。「サイトの販売手数料がかからないから費用はゼロ」とは限りません。利用する決済サービスや予約ツールに費用がかかるかなど、先に確認しておきましょう。
自分の販売ページやSNSの案内から有料講座の申し込みを受けるなら、特定商取引法に基づく表示も検討する必要があります。
迷ったときのチェックポイント
✅️まず講座を掲載して反応を見たい:スキル販売サイトの掲載条件、手数料、予約・決済機能を確認する。
✅️すでに自分の発信から問い合わせがある:自分で募集する場合の申し込み導線と、必要な表示を確認する。
✅️自宅住所をネット上に載せたくない:スキル販売サイト側の表示方法と、自分のページで販売するときの住所・電話番号の扱いを確認する。
スキル販売サイトと自分での集客を併用することもできます。ただし、サイト内で知り合った受講生への案内方法などは、利用規約に従いましょう。募集方法が決まったら、次は住所が関わる場面を確認します。
オンライン講師の副業で、住所について確認すべき3つの場面
オンライン講師として活動すると、講座の販売ページ、取引先に渡す書類、開業届などで住所を扱うことがあります。それぞれ住所の役割が異なるため、場面ごとに確認しましょう。
① 自分のサイトやSNSから申し込みを受けるとき
有料の講座をインターネット上で案内し、オンラインで申し込みを受ける取引は、特定商取引法の「通信販売」に該当する場合があります。対象になる場合、講座を案内するホームページやSNSなどの広告には、原則として事業者の氏名・住所・電話番号などの表示が必要です。詳しくは消費者庁の通信販売ガイドで確認してください。
どの住所を載せるかは、先に決めておくと安心です。特商法の表示には、条件を満たせばバーチャルオフィスの住所を使うこともできます。詳しくは特定商取引法の住所表記とバーチャルオフィスもご覧ください。
② 請求書・領収書を発行するとき
企業や団体から直接講座を依頼された場合、見積書や請求書を自分で発行することがあります。取引先の書式や社内手続きによって、住所の記載を依頼される場合もあります。その際に自宅住所を記載したくない場合には、バーチャルオフィスの住所を事業用の連絡先として使う方法もあります。
③ 開業届で事業所の住所を記載するとき
個人事業として講師活動を始め、開業届を提出する場合、オフィスゼロワンの貸し住所を事業所の住所として利用できます。その事業用住所は、開業届以外にも次のように活用できます。
✅️特商法の表示や、取引先に渡す請求書・領収書に同じ事業用住所を使える
✅️講座に関わる書類や郵便物の宛先を自宅と分けられる
✅️名刺や自分のホームページにも同じ住所を記載できる
郵便物を自宅などへ転送したい場合は、別途、郵便転送サービスの利用を確認しましょう。個人事業主の開業届とバーチャルオフィスの記事では、開業時の住所や郵便物の受け取りについて紹介しています。
【Q&A】よくある質問
Q:スキル販売サイトだけで教えるなら、自分の住所は不要ですか?
A:一律には言えません。スキル販売サイトの規約と、講師の事業者情報をどう表示する仕組みかを確認してください。同じ講座を自分のサイトでも販売するなら、自分の販売ページについても別に確認が必要です。
Q:副業を始めたら、すぐに開業届を出さなければなりませんか?
A:副業を始めた人全員が、開業届の対象になるわけではありません。 活動が事業に当たるかなど、ご自身の状況によって確認する必要があります。手続きをする場合には、国税庁の個人事業の開業・廃業等届出手続の案内を参考にしてください。
Q:貸し住所を契約すれば、特商法の表示にそのまま使えますか?
A:住所を使える契約内容に加え、問い合わせに対応できる連絡体制が必要です。消費者庁は、バーチャルオフィスの住所・電話番号を表示する際の条件を通信販売広告Q&AのQ18で示しています。
自宅住所を公開せずにオンライン講師の副業を始めるには
オンライン講師の副業を始めるときは、教える内容やニーズの調査に加えて、申し込みの受け方や連絡方法も決めておきましょう。ここまでの内容を、準備リストにまとめました。
オンライン講師活動を始める前の準備リスト
□講座の対象者・内容・料金・開催日時を決める。
□募集ページから申し込み、支払い、受講案内までの流れを確認する。
□利用するスキル販売サイト・予約ツール・決済サービスの規約と手数料を確認する。
□特定商取引法の表示が必要か、住所と電話番号をどう扱うか確認する。
□書類や郵便物の受け取り先が必要か確認する。
住所の表示が必要になったとき、自宅住所を公開せずに事業用の住所を持つ方法の一つが、バーチャルオフィスです。オフィスゼロワンでは、東京・板橋区の住所をホームページや特定商取引法に基づく表示、開業届の住所として利用できます。
住所貸しの基本プランは月額550円(税込)、初回登録費用は5,500円(税込)です。郵便転送は月額1,650円(税込)のオプションでご用意しています。料金や利用範囲はサービスの料金表をご確認ください。
オフィスゼロワンには、副業でオンラインレッスンや相談を行う個人の方からのお申し込みもあります。「自分の講座で住所を使えるか」「郵便転送も必要か」など迷うことがあれば、予定している事業内容を添えてご相談ください。
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